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恋のハードル高し!!(に)

第3章 歪み

不適の笑みというのだろうか。

逞は少し考える素振りをしながら、口角を上げて私を見るのだ。

悪い顔してるし!!


「……何」

「俺の行きたいところ、付き合う?」

「なんか変なところいう気でしょ!!」

「変なところって?」


もう!!
ニヤニヤして質問しないでよ!!

恥ずかしい場所想像しちゃうじゃん!!

私は拗ねてそっぽを向くと、逞は私の頭をわしゃわしゃと撫で回した。

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