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恋のハードル高し!!(に)

第3章 歪み

もちろんわかっているさ!!

だけど、100均で揃えたよっていう値段とは2・30倍違うだろ!!

しかも高級ブラシだと細かく毛の説明までされたのにすっかり忘れてしまうほどドン引きしてるっつーの!!


「一応は持ってるよ?化粧品」

「どうせドラックストアのでしょ?」


ドラックストアの何が悪いんだ!!
新色が出た時や新しいスキンケアが発売されると、派遣みたいな感じだけど美容部員さんもいたりするんだよ?

ドラックストアの何が悪いんだ!!


「すみれちゃん?」

「ちゃんと、美容部員さんに未来ちゃんの写メ見せながらカラーチョイスしたから大丈夫!!」


もう何を言っても通じない位にテンションが上がっていて、私が止めることはで来ない状況だった。

早く彼氏ができて、私じゃない人に貢いでくれたら楽なのに。

けど、やっぱりその相手が『紳士』でないと危ういのではと要らぬ心配もしてしまう。

すみれには困ったものだ。

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