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恋のハードル高し!!(に)

第3章 歪み

「これでデートはバッチリだね?」

「うん、ありがとうね、すみれちゃん!!」

「どういたしまして。あ、そうだ!!ちゃんとお洋服もコーディネートするんだよ?」

「そこまで言われなくても分かってるよ!!」


遠足前の子供のように私を扱っているすみれは、まるでお母さんだ。

『あれ持った?こっちはどうするの?』って。

あまりにも私が女として頼りないからなのかもしれないけど、逞は私を小学生の時から一緒にいて知ってるんだから、多少の事では見限ったりしないよ?

……多分。

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