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悪魔と淫美な世界へ

第6章 ~揺さぶられる心~

 
 
 
「きゃっ」
 
 
 
ゆきをベッドに放り投げた黒胡は、冷たい眼差しで見下ろした。
 
 
 
「とりあえず脱いでもら おうかな」
 
「えっ…!?」
 
「早くした方がいいよ、 俺は気が長い方じゃな いから」
 
「え……いやっ…」
 
 
 
ゆきは声を震わせ、恐怖に満ちた目で黒胡を見つめた。
 
 
 
「なら…」
 
 
 
黒胡の手が伸びたかと思った瞬間、着ていたワンピースが破かれ下着だけになってしまった。
 
 
 
「きゃっ!」
 
「さて次は…
 自分で脱ぐ?それとも …」
 
 
 どうしようっ…
 怖くて…身体の震えが 止まらないっ…
 
 ……でもっ……
 
「…あ…あなたには…従 わない…」
 
 
 
ゆきは怯えながらも、強い意識を感じさせる目で黒胡を見つめた。
 
 
 
「フッ…良い表情だ
 
 お前なら少しは楽しめ そうだな」
 
「た…楽しめそう…って …」
 
「魁は優しく抱いてくれ る?
 俺は…その逆だ
 
 お前の恐怖と苦痛に歪 む姿が見たくて堪らな い…」
 
 
 
黒胡は、ゆきの髪を鷲掴みにして強引に自分の方を向かせた。
 
 
 
「いっ…」
 
 魁っ…魁っ…
 
 
「どんな声で鳴くのか楽 しみだ…」
 
 
 
黒胡は、そのまま強引にゆきを押し倒して下着を剥ぎ取った。
 
そして、露わになった胸を鷲掴みにして痛めつける様に触れた。
 
 
 
「…いっ…やめてっ…」 
「フッ…人間は本当に貧 弱だね
 もう少し力を入れたら 壊れてしまうかな?」 
 
 っ!?
 
 
 
その黒胡言葉に、ゆきは死を過ぎり一気に血の気が引いていった。
 
 
 
「フッ…
 さっきよりも良い表情 になったね
 
 次は…」
 
 
 
冷たい笑みを浮かべながら、黒胡の手は下へと移動して行った。
 
 
 
 いやっ…
 魁っ…助けてっ…
 
「んっ……痛いっ…」
 
「…乾きすぎてて入らな いか…」
 
 
 
独り言の様にそう言うと、黒胡は突然下の方へ顔を近付けた―――
 
 
 
 
 

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