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悪魔と淫美な世界へ

第1章 ~過激な同棲~

 
 
 
ドサッと黒いソファーの上に押し倒されたゆき。 
魁の完璧な身体が覆い被さり‥綺麗な顔が近付いてきた。
 
 
 
「今まで感じたことのな い快楽を
 お前に与えてやる…」 
 
 思わずうんって言ちゃ いそうな強引さ‥‥
 
 どうしようっ
 もう‥逃げられない― ――‥‥‥
 
 
 
ギュッと固く目を瞑るゆきに、魁は首筋に唇を這わせながら、慣れた手つきでYシャツのボタンを外していく…
 
ドキドキと高鳴り出す鼓動…
 
 
 
 本当にこのまま‥魁と ―――‥‥
 
 
「緊張してるのか?」
 
 
 
耳元で囁かれる低く官能的な声に、ビクッと身体が反応して顔が熱くなっていった。
 
魁は、乱れたYシャツから見える下着と可愛らしい胸元に口付けした。
 
 
 
「やっ…!」
 
 こんなメリハリのない 身体見られるなんて
 恥ずかしいっ…
 
 
「クスッ…
 感度抜群のいい身体だ ‥‥」
 
 
 えっ…
 これって褒められてる のかな…?
 なんかあんまり嬉しく ないけど‥‥
 
 
「時間はたっぷりある
 じっくり‥お前の身体 を味わってやる」
 
 
 
強引に唇を重ね、無理やり舌を絡ませた。
 
 
 
「んっ‥‥やっ‥‥あっ ‥‥」
 
 キスって‥こんなに気 持ちいいの…?
 
 ‥‥でも‥‥
 魁は…わたしのことな んてなんとも思ってな くて‥‥
 
 
「クスッ…
 キスだけで凄い感じよ うだな」
 
 
 
手際よくホックを外し、その露わになった可愛らしい胸に卑猥な口付けをした。
 
 
 
「あっ…!‥‥んっ‥‥ やぁっ‥‥」
 
 
「胸だけでこれなら
 下は凄いことになって そうだな…」
 
 
 
妖艶さを漂わせる笑みを浮かべ、スカートに手を滑り込ませた―――が… 
ピクッと眉が動き、その手を止めた。
 
 
 
「‥‥何故だ…
 こんなに感じてるのに なんで濡れてないんだ っ」
 
 
 えっ‥‥なに…?
 
 
「俺に感じてないのか… !?」
 
「えっ…?」
 
「今まで数え切れない程 の女を相手にしたが… こんな事は初めてだ」 
 
 
訳が分からず、ゆきは困った様子で魁を見つめた。
 
 
 
 
 

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