悪魔と淫美な世界へ
第1章 ~過激な同棲~
「気持ちよくなかったの か?」
「えっ…いや‥‥」
気持ち良かったなんて 恥ずかしくて言えない っ…
「フッ…
わかりやすい奴だな」
耳まで真っ赤になったゆきを見て、魁は少し満足げな笑みを浮かべた。
「簡単に抱けないとなる と…
ますますお前の処女が 欲しい…」
えっ…
「俺好みに仕込んでやる 」
整った綺麗な顔が近づけられ、首筋に唇が焦らすように這い手は可愛らしい胸に触れた。
「あっ‥‥やっ‥‥」
魁に触られたところか ら…
身体が‥すごく熱くな ってっ‥‥
唇は這うように胸へ移動していき、ゆきの身体はビクッと跳ねますます鼓動が激しさを増した。
「はぁっ‥‥あっ…」
「だいぶ緊張がほぐれた ようだな
もっと‥俺に感じろ… 」
そう耳元で囁いた後、下へ顔を近づけ下着の上からいやらしく口付けをした。
「あっ…!‥‥やっ…! んっ‥‥」
なにこれ…
恥ずかしいけど‥すご く気持ちいいっ…
何も‥考えられなくな っちゃうっ…
ビクンッと快楽で身体が跳ねるゆきに、魁はその下着を下ろし今度は激しく深い口付けをした。
「あっ!…あぁっ‥‥ん んっ‥‥だ‥めっ…」
どうしようっ
気持ちよすぎて
身体が震えるっ‥‥
「いい声だ…
感じすぎて気を失うな よ?」
また華奢な身体に覆い被さった魁は、ゆきの感じてる顔を見ながら下へ手を伸ばした――
だがそこに触れた途端、ピクッと眉が動き険しい表情に変わった。
「んっ…いっ‥‥」
「…なんで…
全然濡れないんだ
こんなに感じてるのに なぜ‥‥」
えっ…
「今日はここまでにしよ う」
自信喪失した様子の魁は、ゆきから離れリビングを後にして行った。
その後ろ姿を、ゆきは乱れたYシャツを手で押さえながら見つめた。
行っちゃった‥‥
ホッとしたような…
でも‥なんか複雑‥‥
‥‥わたし…不感症な のかな‥‥?