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ちょっとえっちな短篇集

第6章 第2校舎1階男子トイレ

「あ…お、お金は、もらって…ない…」

口の前に手を持ってくる癖、
可愛くない奴がやると悲惨だからやめよるよ

「は?金はもらってねーけどヤッてんのかよ?
あいつらに言われたからってそこまでしちゃう訳?」
お前好きでやってるってことな訳?

木下がまた一歩下がって、俺は二歩近づいた。

「あいつらにヤらしてんなら俺にもやらせろよ。」

木下がもう一歩下がってその埃だらけの背中をトイレの壁にぶつける。
俺はその制服の胸元を掴んで顔を上向かせる。

長い前髪と野暮ったいメガネの下の黒い瞳が不安そうに揺れていたけど
その口元は無理に笑顔を作って媚びへつらっていた。

あーすっげぇ萎えるわ
でもまぁ折角だし?
年頃の男子高校生としては穴だったらなんでもいいって思う時もあるわけで。


「木下、ヤラせろよ」 

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