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ちょっとえっちな短篇集

第7章 君と永久就職

「つまりね、
写真家は写真を見る人が評価して初めて写真家になるってこと」

わたしはこの写真とってもいいと思うけど
他の人はそう思わないかもしれない。
写真家って自称することは簡単だけど、
その作品が求められてなきゃどうにもならなくて、
評価されない撮った人間の一人よがりでは
食べてはいけないということ。
趣味の延長でしかない。
それが言いたかったの。

「消せ」
「嫌」

ベッドの上でいい笑顔で、
良い事を言った。みたいな顔の彼女に抗議する。

お互い譲らない。
いつもは折れて諦めることの多いオレも今日ばっかりは引き下がる。

だって射精してすっごい気持ちよさそうな顔
写真に撮られるとかないだろ…

いやほんとないだろ…

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