テキストサイズ

ちょっとえっちな短篇集

第7章 君と永久就職

「でもね、この写メ、
メールしてないから正確には写メじゃないんだけどさ、
じゃあなんていうの?写真?
ああ、写真、
すっごいよく撮れてると思うの」
「消せ」

よく撮れてるほうが問題だっての。

今までも話してる時とか
何気ない瞬間に写真撮られることあったけどこれはないって。
スマホだし、
カメラの練習てのも認めないからな。

「いいから消せ」
「えーーあんたの生きてる一瞬を切り抜きました!
って感じでいいと思うんだけどな」

ねぇよ
寒い部屋で二人で布団肩までかぶってゴロゴロする。

もうとっくに12時回ってて明日も学校なんだけど
眠る気にはなれなかった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ