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ちょっとえっちな短篇集

第8章 きみじゃなきゃだめなの後

わたしの指は細くって、
キラッキラのピンクのかわいいネイルは彼のと全然似てなくって、

大きくてちょっと節のある彼の指を思い出したらカラダがキュンとした。
あの指で触って欲しいなっていつも思ってるの。

わたしの指、今だけは彼の指だから。

ぬるめのシャワーが気持ちいい。
期待してる体にそっと触れると
そこはシャワーのお湯と違ってぬるぬるしてて、

バカみたいなチェリーの匂いのローションのぬめりとも違ったのが
わたしの体の奥から湧いてきてた。

「あん…っ!」

尖ったそこに指が触れちゃってビクってなる。

洗ってるだけだよ?
だってこれから夕飯で、夕飯の前にはよく手を洗わなきゃでしょ?

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