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ちょっとえっちな短篇集

第8章 きみじゃなきゃだめなの後

アートの買ってきたおいしくないチリビーンズや
野菜ばっかの夕食はやっぱり物足りない。

フリーザーかおっきなアイスの容器を取り出してスプーンを突っ込む。
しあわせ
白くって甘くって冷たくって、
1リットルのバニラアイスって本当にステキだよね…

「お前それ行儀悪いからやめろってただろ」

テレビの前のソファからくちうるさく言うアートだって
プレッツェルの欠片こぼしまくってるくせに。

彼のステディになりたい
ってわたしの決意はさっきのですでに挫けかけていて、
(仕方ないよね
だって彼を意識しだしてからもう3年くらい毎日こんな感じなんだから)

両親のいない今晩は
彼のかわいいティーンな妹として過ごすことにする。

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