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ちょっとえっちな短篇集

第8章 きみじゃなきゃだめなの後

カワイくなるのは自分で好きでやってることだけど
それだって好きな人に振り向いて欲しいからなんだよ。

彼のためにって押し付けるわけじゃなくって
100%自分のためだけど、

でもさ、
でもさぁ…

抑えられない涙がポロポロからボロボロになって、
メイクとかなんかもうどうでもよくなってきちゃった。
だって悲しいんだもん。

突然泣き出した私におろおろ慌てて、
ズボンのポケットからヌガーを取り出して
ほら食べるか?なんて言ってくるけど

何のために持っていたのかな?
わたしのゴキゲンとるため?

どこまで子供だと思ってるんだろう
って考えてまた泣いた。

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