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ちょっとえっちな短篇集

第8章 きみじゃなきゃだめなの後

舌に触れると舌先がしびれるみたいに甘くて、
耳の後ろの下の方がきゅって痛くなる。
甘いものってそれだけで幸せになれるよね。

口のなかでちょっとづつ広がってく甘み。
物足りなくって噛んじゃう。
じわりってキャラメル味。

柔らかい歯ごたえと、
ううん歯にくっつく…

「落ち着いたか?あ、おいやめろって
噛むな虫歯になるだろ、おら口開けろ」

え?

って口を開いたのがいけなかったのか良かったのか、
あけた口に指をつっこまれた。

「!???」

差し込んだってやさしい感じじゃなくってつっこむって感じ。

「お前はむかしっから歯磨き嫌がってたもんな」

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