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ちょっとえっちな短篇集

第8章 きみじゃなきゃだめなの後

「おい、いいのか、本当に。…いいんだな」
「もーいい加減しつこいなーいいって言ってるのに…」

寝室に行くぞって切羽詰った様子で腕つかまれて、

その前にメイク落としたいしってシャワー行ってる間に、
長いだとか早くしろさては気が変わったんだなどうせオレなんか…!
って扉の前で号泣されて、

ああ、そうだったこういう人だった…
ってちょっと不安にもなったけど
なんとか交代でシャワーを使って(5分で出てきたけど)
熱いシャワーの後のつめたーいアイス食べてたら俺よりアイスのほうがいいのかー!
って一人で勝手に散々悲観して全裸で玄関から飛び出しそうになるのを必死で止めて、

なんてことを一通りした後で本当にいいのかって言われても。

恋人よりもずっと一緒で色んなところを見てるから
今更変なポーズなんてつける必要ないよね。

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