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ちょっとえっちな短篇集

第8章 きみじゃなきゃだめなの後

私の中にいるんだよね。

根本までぴったり埋め込まれたアートのは、
違和感なんて感じないくらいフィットして、
最初からここに合うように出来てたんじゃない?
って思うくらい。

すっごい大きいとかすっごいどうってワケじゃないけど
今までの中でもわたしはアートのが一番好きでトクベツだなって思うの。

今の気持ちをうまく伝える言葉がみつかんなくって、
背中に手を回してぎゅって抱きついたら強い力で抱き返された。

「動くぞ、優しくしてやれねーかもしんねーど」

覚悟しとけよ、だって俺の10年分の思いなんだから
って言うけどさ

わたしだって同じくらいずっと好きだったんだよ?

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