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ちょっとえっちな短篇集

第2章 絡みつく鎖

見られている…
彼の視線を感じる。
赤く染まってるだろう首筋、立ち上がった乳首、男のものが挿入されている腹部、
濡れた陰毛、開かれて乱れた性器、全部見られている。
視線を意識すると体の奥がずくりと蠢き中に入っている剛直を締め付けた。
これがこんな男のものでなくて、あの人の物だったらいいのに…
潤滑油と私が分泌したものこの男が放った体液、それらが混ざりかき回された音
きっと彼にも全部聞こえているんだろう。
男の指が私の股間に伸び、陰核に触れる、そこは痛いくらいに充血し弄り回されるのを待ちわびていた。
「あいつに全部見られているぞ…もっと奥まで見てもらうんだな」
クリトリスに触れるのとは反対の手でラビアを開き結合部をなぞる。
限界まで開かれた粘膜は敏感になっていてぬるぬると、時にひっかくようにいじられるとたまらなく切なくなる。

「んっ…」
落ち着く場所を探して身じろぎをすると中に埋まったものが角度を変えて攻める。
「随分あの男に可愛がられているようだな」
粘液をまとった指先が敏感な突起をかすめると下腹部が締め付けられる。

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