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ちょっとえっちな短篇集

第9章 ナターレの夜に

「女だったとはな、マジでタマつぶされる方の意味かと思ったぜ」

どうしてキンタマを潰す。が
暇をつぶすって意味になるのか
イタリア人共の考えはちっともわからないけど。

「あーオレはナターレの贈り物に男もイケる口になるのか
なんて思ってたら違ったみたいで安心したよ」
「誰が男だどう見ても可愛い女の子じゃねーかよ
あんまりくだらねーこと言ってると
本気でタマ潰して男もイケる口にしてやるぞ」

掴んでたカヴォロに爪を立てれば
飛び上がるみたいに痛がった。
ざまみやがれ

特別女らしくもしてないけど
男のふりをしてるわけでもないのにな
脱いじまった厚手のコートと穴の開いたデニム、
エンジニアとベリーショートの髪
…男に見えるかもな、
顔だって可愛いわけじゃ全然ないし。

追いかけてくる奴らからかくまうみたいに、
アタシの犬小屋かって位狭い部屋にご招待して
ついでにこっちの面倒まで見てやってるなんて
お人好しすぎて反吐が出るぜ。

デニムの股間に手ぇ伸ばしたらビビリやがって、
潰しはしないっての。

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