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ちょっとえっちな短篇集

第9章 ナターレの夜に

それなりにでけぇコックを適当につついてやれば
嬉しそうに腰擦り付けてきやがる。

「オレは本気で彼女を愛していたからさ、
もう少しうまくやってくれたら騙されてあげたんだけどね
ボスも悪くなかったけどとんだカルチョ狂いで、オレと応援するチームが違ったのがいけなかった」

お前はどこのチーム贔屓?
スタジアムには月何度?
なんて聞かれてもなんのチームがあるかも知らないってのに。

この国の人間のカルチョ好きは異常なレベルで
アタシにはまったく理解できない。

「カルチョを愛さない奴がいるとはな、
だがお前とは仲良くやれるよ、
どうせならオレと同じチームを応援すればいい、
オレはボスと違って温厚だから負けたからってガゼッタ引き裂いたりなんてしやしないさ」

アタシはカルチョよりチクリッシモの方が好きなんだけどまぁ今はどうでもいいことか。

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