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ちょっとえっちな短篇集

第2章 絡みつく鎖

足を更に開くように言われ膝のあたりを抱えた腕に力を入れる。
閉じてしまいたい。
でもそれは許されない。
大きく開いた足の中心でははしたなく蜜を溢れさせた秘裂が男の赤黒く充血した性器と
散々私をいたぶった指が2本埋められている。

隠す事は許されない。
私の下の男が身じろぎをしてわたしの体は更に局部を見せつけるように開かれた。
子供が排尿をするような体勢だけれど子供でないことは見れば一目瞭然だった。

彼に見られている。
知りもしない男の物を挿入されている箇所も何もかも。
隠したい、でも彼に隠し事なんて
今まで一つだって出来た試しはないのだ。

背後の男はソファに座る彼に見せ付けるように
私に埋めた左右の指を曲げ、大きく開いた。

全て見られている。隠したい、
その羞恥が中に入っている男の剛直を締め付ける結果になる。

入り口は空気を感じるほど広げられる、
裂けてしまいそう。

絡みつく彼の視線と始まった律動に耐え切れなくて私はまぶたを閉じた。

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