
ちょっとえっちな短篇集
第9章 ナターレの夜に
「この指凄い興奮する。あの時も凄い硬くなったもん、
それからグロッグの扱いがうまいのもイイ。
あんだけうまく銃扱えるんだったらオレのもうまくやってくれよ?
弾倉空っぽにしてくれる?なんであんなに使えるの?
悪い遊びたくさんしちゃってた?一人で?
誰か他の男とだったら妬けるな
これからそう言う遊びはオレとしようよ、だってオレお前に夢中だもん。
グロッグ構えたときの目つきがすげーセクシーで色っぽかった、
撃ち抜かれたいな、お前にだったら喜んで」
指を撫でる手つきが明確な意図を持った動作に変わって、
優しげだった目も熱を持つ。
顔がいいのを自覚してる微笑はタチが悪い酒みたいに
アタシをいい気分にさせて思考を緩やかにさせる。
褒めただろ?お前の望みどおりにできただろ?
だから褒美をくれって待ち望んでる賢い奴にアタシが許可を出してやろう。
「なにやってんだよ、ほらするんだろ?」
控えめだった明かりを更に落とすと窓から月が近く見えた。
