テキストサイズ

ちょっとえっちな短篇集

第9章 ナターレの夜に

これからのことを考える。

まずは持ってきたお土産の処理、
幸いにして処分が楽なもんばっかりだから貴金属は現金に変えて、
グロッグはもう必要になることもないだろうからこっちもどっかに手放すか、
あいつはムリでもアタシなら何とかなるだろう。

銃を欲しがる奴なんてたくさんいる。
それさえ手に入れればなんでもできる気になるような無力なガキ
もうアタシには必要のないものだった。

全部を現金に変えたらカーラに見つからないところに隠そう。
この部屋は駄目だ。
今でもきちんと掃除されているってことはきっと全部把握されてるんだろうし。

それから明日からはどうやって過ごそう、
こいつと一緒に朝起こされてその後は畑だろうか
オリーブ畑もあったしこの家の前は広々としたキャベツ畑だ。

なんなら近所の養豚所だって手伝っていい。
きっと朝早くて夜も早い。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ