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ちょっとえっちな短篇集

第10章 魔法少女29歳

「ギョ?ギョギョ?…それは本当かェー?」

お、興味示した。 

なんだかんた言ってもチッポ君は口が上手いからね。

一歩、また一歩とこちらに近寄る妖怪。
敵ながらかわいそうな奴だ。

すっかり闘志は消えてモテモテ…モテモテ…ってつぶやいてる。

チッポ君からアイコンタクト
この戦略で行くッチってとこかな

黒くてつぶらな瞳からどす黒いものを感じたけどもう慣れた。
気にしてなんかいられないしね。

もう一度拳を握る。
体中の血液が沸騰するような興奮。

「え、ヘドローアの時給250円だッチか!?
ひどすぎる!かわいそうだッチ!
うちはもっと待遇いいッチよ!ね!カオリン!」

うわ、聞きたくなかった敵の内部事情。

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