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ちょっとえっちな短篇集

第10章 魔法少女29歳

会社の会議室ってのはあんまロマンチックじゃないけど
上司と部下って言うのは淫靡でいいわ…

「奇麗だよかおり…」

彼の目に見つめられると
自分が自分じゃなくなるみたい

ああ、もっと言って…
だって言われたことない…

「かおりのこともっと教えてくれるかい?」
「ええ、もちろんよ…」

初めて経験するいやらしい空気に毒されてしまっている。

彼の言うことには全部従ってしまいそうな
そんな魔力が彼の声にはあった。

「さっきの話、面白かったよ、もっとよく聞かせてくれるかい…?」

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