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ちょっとえっちな短篇集

第11章 プルメリア

「大丈夫だよ、あの子には
散歩してくるって言ってきたよ、
ホテルも近いしね」

ホテルから砂浜を歩いて5分
その公園に彼と私の二人っきり

他には誰もいない

急にドキドキしてきて彼を見ると
目を細めてやさしく笑っている。

異国の夜に彼の黒い瞳が
キラキラと光って見えた。

彼はこの国で日本人相手に
観光の仕事をしている人だ。

年は私より二つ下。


名前は知らない。

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