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ちょっとえっちな短篇集

第3章 DIVE

深夜の公園のトイレなんて誰も来ないでしょ
いたずらっぽく笑う光にこいつろくでもない男とつきあってたなとうんざりする。

彼女の男の趣味はいつでも最悪だ。
どうしようもない男と付き合ってろくでもない事に巻き込まれるか、
まともそうだなという男を手玉に取って遊んだり
自分だってそう言えるほどお上品なもんじゃないけど。

淳一はモテた。
性格の悪さは外見からはわからないし、くちの悪さはちょっとかっこよく見えたりするものだし。

だが続かない。
壊滅的に続かない。
自分は一定の彼女というのが向かない人間なんだと早々に諦めて日々を適当に楽しく享楽的に生きるようになった。

そのずっと前から、光との妙な関係は続いている。

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