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ちょっとえっちな短篇集

第12章 オレとビルの話

ニヤニヤとしたビル(こいつの名前だ)
のパッケージが忌々しい。

俺はこう見えても何もねーけど
ぐじぐじ悩んだりしちまうほうで
さっきっからおんなじような事ぐるぐる考えてる

嫌なことは先延ばしにする意気地なしが
たまたま大学デビュー成功したとこで
外見変わっても中身変わんなきゃ何の意味もねぇ

これは絶対に乗り越えてやる

だってこんなものも入れられないで
あの子に振り向いてもらえるわけねーだろ

あいつの彼氏より俺の方が背も高いし
頭もいい。
ほら大学デビューで基本真面目だからな

でも気持ちの問題で負けてちゃ
どうしようもないんだ。

別にケツにいろんなもの入るから
勝ってるって事じゃないけど、

俺はあれができたんだからって
自信にはなるだろ

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