テキストサイズ

ちょっとえっちな短篇集

第13章 しのぶれど

女の顔が歓喜のものへと変わる。

とろけるような色はそのままに
その足がきつく男をからめ捕る。

「ええ、連れていってください、
私も行きたい、ああ、逝ってしまいます」

女が急にいとしいものに思えた男は
つながりを深くする。

腰骨がごりごりと当たるほど押し込み
両腕で女の体をかき抱いた。

「ああ、行く、果てるぅっ」

女の中がきつく収縮し
男の分身もまた
ぎゅうぎゅうと締めつけられた。

これは持たない、
精巣をせり上がる熱を放ってしまいたい

ストーリーメニュー

TOPTOPへ