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ちょっとえっちな短篇集

第13章 しのぶれど

「なんだ、先ほどの針を
どこに隠していたのかだと、
そんなこと貴様がいっていたのだろう、
女には隠し物をする場所がたくさんあると」

女の白い指が内腿をなで上げ
女淫の奥のすぼまりをなぞった。

ぼたり

膣から精汁が漏れ土間を汚す。

「…中で気をやられるとは思わなんだが…
貴様もいい女とまぐわえて
冥途の土産となったろう」

三日月型の唇は紅も塗っていないのに
ひどく紅かった。

一歩こちらに近づく。

その細い腕の先、
何かがきらりと光りを反射した。

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