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ちょっとえっちな短篇集

第14章 王子様は目覚めない

「さやかの声は本当に素敵な声だよ、
事故の前はあれだけ聞いていたラジオも
聞きたくなくなっちゃったよ」

このお屋敷にもラジオは置かれておりますが
少し前に故障してから動かないのです。

大変珍しくて高価なものなので
修理に来てくれる人がいないため
そのままにされています

「さやかがいてくれたら
ラジオも何もいらないな、本当だよ」

まぶたが重くなってきた悠一郎様に
お布団をかけます。

ふかふかのお布団は
午前中にたっぷり干しました。

お日様のにおいは
悠一郎様に良い夢を見せてくれるでしょう。

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