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ちょっとえっちな短篇集

第14章 王子様は目覚めない

誠二様は冷たい声で続けます。

お顔は見えませんが
以前ご挨拶させていただいたときの
冷たい美貌を思い出しました。

「お前には期待をしているんだ、
今までアレに付けたメイドで
お前ほど長く務められたものはいない
アレもお前を気に入っているようだからな」

誠二様は悠一郎様の弟ですが
血は半分しか繋がっていないのです。

お二人ともお母様似なんでしょう、
まったくといっていいほど似ておりませんが
お二人のお母上も
お美しい方に違いありません。

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