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ちょっとえっちな短篇集

第14章 王子様は目覚めない

「……」

何かを考え込む誠二様

お召し物も何から何まで
絵になるくらいお美しい方です。

誠二様は事故にあい目が見えなくなったお兄様の代わりに
この家を守ろうとなさっているのです。

「俺もお前の声は良い声だと思う、
大変な仕事だが頑張ってほしい」

「ありがとうございます」

誠二様は冷たく見えますが
とてもよい方です。

私のようなものにまで
気を配り声をかけてくださるのです。

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