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ちょっとえっちな短篇集

第14章 王子様は目覚めない

「アレが起きた時にお前がいないと面倒だ
早く下がりなさい」

「かしこまりました」

悠一郎様は目が見えないこともあり
私に依存しております。

それは一人のメイドに過ぎない私を
誠二様が部屋に呼びたてる事でもわかります

「それでは失礼いたします」

深く頭を下げて退室する際に、
こちらに振り返る誠二様が見えました。

線の細い神経質そうな美貌は色が白くて、
悠一郎様よりも不健康そうで
心配になってしまいます。

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