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ちょっとえっちな短篇集

第14章 王子様は目覚めない

庭を歩いてしばらく、
この離れが悠一郎様の過ごす邸宅です。
本邸から比べれば小さいですが
作りは丁寧で立派で
何一つ不自由しないように作られております。

もともとはお二人のお父さまが
愛人を住まわせていらしたというこの離れは

女性が喜びそうな装飾にあふれた
夢のような屋敷で
大作りな本邸よりも
愛らしいこちらの方が
童話に出てくるお屋敷のように見えるるのです。

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