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ちょっとえっちな短篇集

第14章 王子様は目覚めない

すっかりお休みになった悠一郎様に毛布をかけて
冷えないようにしていると
時計の短針が8を指しておりました。

誠二様のもとへ報告に行く時間です。

愛らしい小鳥たちの彫刻が刻まれた玄関を出て、
綺麗に手入れされた庭を出て歩きます。

離れへの道には明かりが少ないので
足元に気をつけなくてはいけません。

個人の邸宅内で本宅に行くまで
5分以上あるかなくてはいけないなんて
ここに来るまで考えたこともありませんでした。

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