テキストサイズ

ちょっとえっちな短篇集

第14章 王子様は目覚めない

重量感のある茶色で統一された本邸の
使用人口から上がり
奥にあります誠二様のお部屋を目指します。

夕食後の時間と言うこともあり
途中他の仕様人とすれ違いましたが
皆私と目を合わせようともしませんでした。

仕方ないのではなくて、
当然の事なのです。

私なんて屋根のあるところで過ごせるだけ
ありがたい存在なのです。

その事は自分が一番分かっています。


言いつけられた時間になりましたので
誠二様の部屋の扉をノックします。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ