テキストサイズ

ちょっとえっちな短篇集

第15章 さわらないで

揺れるのと同時に中に入ってた指が気持ちいところを刺激しながら出ていく

え?え?

出ていかないでってきゅって締めつけたけど指はぬけちゃって
止まった電車とアナウンスと、動き出す人で
駅に着いたって事をようやく理解したけど
私の頭はパニックだった。

電車の中でなにしてたんだろうって言うのと
もうちょとで行けそうだったんだよ?
って気持ちがぐるぐるして

「またね」

って痴漢さんの声と背中をドンとおされて、
私は電車の外に押し出された。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ