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ちょっとえっちな短篇集

第4章 きみじゃなきゃだめなの

やだって言ってるのに
しつこくされると切ないみたいになちゃうんだって!

中の気持ちいところを刺激されて
おなかが勝手にきゅんってフランツを締め付けちゃって
ゾクゾクって気持ち悪いような
怖いような感覚が体の中心から走った。

全身に力が入ったみたいな、
足がピンってはる感覚。

「あん!来ちゃう!きもちいいの来ちゃうよ!!」
「くっ…出る…!締め過ぎだってば…!」

一番奥の子宮の辺りを突かれてわたしの体が震えて
ぎゅううって中に入ってるのを締め付けたら、
ちょっとやめてよね!とかって言葉の後に
フランツのペニスがドクドクって痙攣するみたいに
わたしの中にゴム越しに射精したのがわかった。

「…お前締めすぎ…つか太もも気持ちいから痩せなくていいよ」

イったせいなのかな、
優しさのかけらもない勝手なこと言いながら
ずるりと萎えたものが抜かれると喪失感に襲われた。

ものすごく心にぽっかり足りないものがあったのが
セックスのせいで余計に目立っちゃった気がした。

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