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ちょっとえっちな短篇集

第4章 きみじゃなきゃだめなの

「あいつはお前のことを愛してるよ、
それは間違いない。
ただしかわいい妹としてだけど、」

かわいいスカートをはいて
カットソーについてるリボンを結んでもらってる間にフランクは言った。

「オレおまえんとこの両親が再婚したときすっげー聞かされたもん。
エミリーがどんなにかわいくて愛らしくって天使かってこと。」

その話も何回も聞いた。
けどフランツの普段軽い声が低くなるのは好き。

「だから、まったくの見込みがないわけじゃないと思うぜ」
「だといいんだけどね」

彼のことは好きなところばっかりで、
わたしたちが付き合ったらハッピーエンドになるんだろうな
って二人でよく話すんだけど

だからって納得できない、
そういうのが恋なんだなってわたしは思ってる。

「どう?わたしかわいい?」
「髪がちょっと乱れてるかな、…ん、これでよし、かわいいエミリーだよ」

頑張っておいで
って髪にキスされてわたしは気合を入れ直す!
いざ我が家へ!

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