テキストサイズ

ちょっとえっちな短篇集

第4章 きみじゃなきゃだめなの

リビングに入ると近所で買いましたー!
ってチリビーンズやらなんやらをわざわざお皿によそい直してるアートがいた。

「そのまま食べればいいじゃない、お皿洗うの君がやってよね」

可愛くない口を聞いてしまうのもいつものこと。
だってエプロンをした義兄のアートが
かわいくてかっこ良くって、
嫌ってほど見てるのに見惚れてしまう。

平均よりちょっと低い身長、
無造作といえば聞こえのいい適当な、
金髪なことだけが救いな髪型。

良く言えば難のない、
普通に言うと無個性な顔と、

とっくに成人してるように見えないおっきな緑の目。

ううむ微妙だよね

着てる服もそれ義父さんのかい?ってくらい野暮ったいのだし。

フランツに憧れてる友達に見せたら、
即ないって断言されるレベルの人。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ