テキストサイズ

ちょっとえっちな短篇集

第4章 きみじゃなきゃだめなの

そんな義理の兄はこれまたびっくりするくらい鈍感で。

「ん?あの近所のヒゲのとこ行ってたのか?
目が赤いけどさてはまたゲームで負けて泣いたんだな、
お前はいつまでたっても子供だから」

ポテトサラダを容器から出しながら
嬉しそうに笑う顔がすっごい可愛いから何も言わないけど。

お気楽な人だなー
だからわたしたち達はうまく?
回ってるんだけど。

「飯にするから手洗ってこいよ、なんならシャワーいって来い俺先使ってきたから」

年が5つ離れてることもあってほとんど母親だよね、
すっごい口うるさくてやんなることもたっくさんだし。

それに本気で惚れてるんだからしょうがない。

わたしだってなんで?って思ってるよ?

でもアメフトのキャプテンより
地元チームのエースバッターより
わたしはこの人が好きなんだもん。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ