テキストサイズ

仙境綴~美しき仙界の王と身を捧げる少女~

第4章 二つめの物語~梨羅の姫君~

「―これにて、二つめの物語を終わりとさせて頂きとうございます」
 美芳は長い話を終えると、深い息を吐いた。 仙王はこれまでとは打って変わった明るい表情で美芳を見た。
「超の皇帝と羅の姫は末長く幸せに暮らしたのだな」
 念を押すかのようなその物言いに、美芳は小さく頷いた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ