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仙境綴~美しき仙界の王と身を捧げる少女~

第1章 第一話 砂漠の花

「もし、仙王様の御心(みこころ)に添わなかったときには、私はどうなるのですか」
 美芳が蒼白な顔で問うと、仙王は妖艶に微笑んだ。
「そなたはここで生きることになる。私の、ただ一人の花嫁として」
「私が仙王様の花嫁に?」
 美芳は愕きを隠せない。

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