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仙境綴~美しき仙界の王と身を捧げる少女~

第2章 初めの物語~砂漠の花―ミイラが語る愛―~

「お前たち、一体、何をするつもりだ?」
 良人の悲痛な叫び声が空しく砂漠の夜に消えてゆく。
 突然、隊長が力を込めて、若い妻の胸許を掴む。ふいを突かれて、少女が一瞬、抵抗を止めたのを良いことに、男は力任せに少女の服の前を引き裂いた。
 衣(きぬ)の裂ける音が聞こえ、少女の白い胸が露わになった。

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