テキストサイズ

アイドル君からダイエット命令

第2章 いじめ


口々に言われ続ける
悪口。

一体誰が言ったのか
わからないほどの量だった。


本人に聞こえても
もうどうでもいいんだ。

悪意をもって
本人に聞かせているんだ。



私、
いじめられてるんだ。



「おはよう、美帆ちゃん」


目の前には
このクラスの中心であり

いじめる側の中心でも
ある愛佳ちゃんが
ニコニコとしながら立っていた。


自分でもわかるくらいに
汗がにじみ出て
涙がぽろりと落ちて行った。


「ねぇ美帆ちゃん」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ