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アイドル君からダイエット命令

第2章 いじめ


視界もグラグラと
揺れ出す中、

ゆっくりと
奥にいる直子ちゃんを
見る。


直子ちゃんは
泣きながら
頬をおさえて
うずくまっていた。


……直子ちゃんが
オーディション
受けるわけない…

いつも『feel』
の話をする私を
呆れながら見てたんだ。

脅されたのかも
しれない。


「それでねぇ?

直子ちゃん、
美帆ちゃんと一緒に
オーディション

受けたいんだって〜」


やっぱり…
そうきたか。


地味な私たちが
オーディション受けるのを
笑うつもりなんだ。

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