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アイドル君からダイエット命令

第4章 電話


連れて来られた
事務所近くのカフェ。


「お前……
アレだろ?

合格したやつだろ?」


「え、あ……」


合格って……

やっぱ『feel』の
オーディションだよね?


少年の真っ直ぐ見つめる目を
見れないまま
首を縦に振った。


「だよな……
まじかよ……」


……なにが
『まじかよ』なの?

……私なんかだから?


正直、
本当に合格したか
まだわからない。

電話で合格と言われたけど
本当かわからないし
確かめに来たらこの子と……


二重でまつ毛長い……
鼻も整ってて
帽子を深くかぶってるけど
くっきりとした顔立ち……




「何見てんの?」




男の子と目が合った。

「え、いや……
べつに……」

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