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アイドル君からダイエット命令

第4章 電話

「俺、
お前がfeelに入るの
認めねーからな」

「え……」

認めない

もっと可愛い子で
痩せてる子ならいいの?


愛佳ちゃんなら
いいの……?


頭に笑顔で歌って踊る
feelの姿が浮かぶ。

…わ、わたしも……


「私もしたいんです!

feelと一緒に
歌って踊りたいんです!」


……言えた。

誰にも言えなかった
私の本音。

手が震える。
なんて言われるんだろ……


「……へぇ
やる気はあるんだな、お前」


男の子の口角が上がる。

わ、笑った?


「でも無理。
俺は一緒にやりたくない」


「そっ」

それは
あなたの意見でしょ!?


全く聞き耳を持たず
私の腕を引く。


「ちょ、え!?」

「堂本に見つかった」

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