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「彼女でもできたとか！？」


…………あれ。

陸ってば黙ったまま固まってるし。

まさか、図星？


なーんて思ってたのもつかの間、いきなりの至近距離からおでこにぺしっと痛みが。


「痛った！！」


陸からのデコピンだ。


おでこを押さえるあたしだけど、なんだかヒリヒリしてる気がする！

くそぅ…陸の奴め！


「んなわけねーだろ、あほ」


そう言ってあっかんべーしてくる陸。

む、むかつく！！

こいつ…あとで仕返ししてやる。


「なーんだ、違うのか。つまんないのー。

陸は顔はいいんだから、彼女すぐできるはずなのに…」


陸の顔立ちははっきり言って悪くない。
むしろ爽やかなイケメンだ。

黒髪に細っそりとした切れ長の目。
きっと女の子なら誰でもキュンとしちゃうだろう。


でも…あたしからしたら意地悪でいつもあたしのことアホとか言う嫌な奴だけどね！！