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甘恋〜こ、こんなのあり?〜

第12章 文化祭②with瑠衣

「僕も作品が売れましたから!

それに、先輩の作品が売れたのは先輩自身のおかげですよ?」


あたし自身のおかげ?

首を傾げていると、瑠衣はぷっと笑って答えた。


「心乃先輩が自分の作品を一生懸命に伝えたから、お客さんも読もうって思ってくれたんだと思いますよ?

だから、先輩のおかげです!ね?」


どうしてこんなに優しい言葉をかけてくれるんだろう。


瑠衣の優しさに胸が温かくなった。


「…ふふっ。でもありがと!」


「…!

ど、どういたしまして!」


あれ?

ほんの少しだけ、瑠衣が照れたような気がしたけど
…気のせいかな?


まぁ、とにかく残りの作品もこの調子で売っていかなくちゃ!!


時間はまだ11時過ぎ。


これからもっとお客さんも増えるだろうし、頑張っていかなくちゃ!!

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