テキストサイズ

甘恋〜こ、こんなのあり?〜

第12章 文化祭②with瑠衣

それからまた数時間経って、あたしと瑠衣はそろそろ別の部員と交代の時間になった。


交代までの時間、瑠衣の可愛いスマイルのおかげで何部が売ることに成功。


あたしも午後はゆっくり回る側に移りたいんだけど…


「じゃあ交代よろしくねっ」


「はーい。心乃ちゃん、次クラスの方行くんでしょ?」


その通り。

文化祭は部活だけが仕事じゃないのだ。


「はいっ!行ってきますね」


実はクラスの方でも出し物があるため。

あたしは急いで教室に向かおうとしていた。


「あっ、先輩!」


瑠衣に呼ばれ、あたしは振り向いた。


「ん?瑠衣もクラスの方あるんでしょ?

頑張ってきなよ!」


Vサインをしてそのまま去ろうとするあたしに、瑠衣はぎゅっとあたしの手を掴んだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ